コロナで閉ざされた2つの目標。計画留年の決意について聞いてみた。

コロナで閉ざされた2つの目標。計画留年の決意について聞いてみた。

-PROFILE-
名前:村上 瑞季 (むらかみ  みずき)
青山学院大学4年。体育会陸上部所属。中学生から陸上を始め、中学2年からハードル競技の選手となる。東大阪大学敬愛高等学校所属時に日本ユースや世界ユース含めた様々な大会で優秀な成績を収める。大学4年次に、もう一年陸上競技を続けることを決断し計画留年。3年後開催予定のパリオリンピックを目標に陸上活動を続けている。

主な戦績:末尾に掲載

悩みに悩んで生まれた計画留年という選択肢。

ーー本日はよろしくお願いします!村上さんは計画留年を決意したとのことですが、留年を考えたきっかけをお伺いしてもよろしいですか?

村上:今年はコロナの関係で試合数が例年の1/3ほどしかなかったんですよ。

例年だったら3月くらいからすでに試合が始まるんですが、今年は試合の始まりが7月とか8月とかで、試合があるのを知らされたのも7月で。

急に「もう試合できます」と言われて、気持ちの面も身体的な面も準備が全然できていない状態で試合に臨んだんですよね。

もちろんそんな状態では記録も出なくて、大学陸上最後の年だったのに1年間全然満足に陸上ができかったのがすごくすごく悔しくて、もう1年陸上をやるかやらないか迷ったのがきっかけでした。


ーーコロナで例年とは全く違う一年でかなり大変だったんですね。実際どのような進路で迷ったんですか?

村上:最初はどんな進路で迷ったとかでもなく、本当にどうしたらいいのかわからなくて。

普通に企業を受けようかなと思ったり、陸上をどこかで続けようかなと思ったり、何も決まっていなかったんですよ。

ただ、社会人になっても陸上を続けるなら、仕事もちゃんとして、二つを両立したいという気持ちがあったので、仕事も本当にやりたいことがある企業に就職したいな、と。

もし仮に陸上で就職しても、大学での陸上生活このままで終わってしまったらモヤモヤしたまま中途半端に陸上を続けてしまいそうだなという気持ちもあって。

そんな理由で、就職するという選択肢はなくなりました。

コロナにより閉ざされたもう一つの夢

ーー村上さんの「働きたいところ」というのはなんだったんですか?

村上:航空系です。
これは小学生の頃からの長年の夢で、今もずっと変わらず働くなら航空系がいいなと思っています。

でも、航空系も今年コロナで採用中断になってしまって。
陸上も満足な結果が出せないし、長年の夢だった企業も採用試験を受けられないし、悩んで悩んで、とりあえず、その時あった悩みを紙にバーっと全部書き出しました。

それまでは自分の中で留年なんて一切考えていなかったんですが、「どの選択が自分にとって一番良いんだろう。」と考えていったら一番良い選択肢が留年で、そこで初めて留年を考えましたね。


ーーなるほど。陸上と航空、二つの夢が村上さんの決断の軸になったんですね。

村上:そうなんですよ。

陸上もまだまだやりたいし、航空系にも入りたい。

でもこれって両方をとることはできなくて、どちらかを選ばないといけないんですよね。

そんな究極な選択肢が自分にはあるのに、今就職してしまったらどちらの目標からも遠のいてしまう状況で。

留年をしなかったら絶対後悔するなと思って、それなら1年留年して、どちらの選択肢にもけじめをつけようって思いました!

やるならとことんやる!村上瑞季の決断。

ーーなるほど。陸上と航空、どちらの目標がより強いかはあるんですか?

村上:今は圧倒的に陸上を続けたいという思いが大きいです。
航空業界だったら転職でこの先叶う可能性が0ではないけれど、陸上は年齢があるので。

「今しかできないこと」を考えて、今は一旦航空の夢を諦めて陸上一本で頑張っていきたいという想いがあります。

ーーそうなんですね・・・!ここからの1年間、どのように過ごしていくのかビジョンはありますか?

村上:まず、けじめという意味で、「今年成績が出なかったら、今後いくら陸上を続けたくても辞める」と決めています。

陸上を軽い気持ちで続けても、絶対良い成績は出ないし、結局苦しくなるのは自分なので、今年1年本気で頑張るために自分に叩き込んでいますね。

そして、続けるのならとことんやって3年後のパリオリンピックを目指します。


ーー今年1年が村上さんにとっては勝負の年になるんですね!

村上:今年は本当に自分の頑張りが試されるなと思います。

自分を追い込んで追い込んで、いろんなプレッシャーを自分に与えて、今年一年を全力で走り抜けたいと思っています!

そのとき自分がどんな選択をとるのかはわかりませんが、どちらの夢が叶いそうでも、どちらもうまくいかなくても、本気でやるって決めたこの1年を大切に過ごします。


ーー村上さん、ありがとうございました。豊かに過ごせる道がありながらも自分の夢に向かって全力で取り組む姿、とても素敵だと感じました!村上さんの今後の活躍を全力で応援しています!

主な戦績

<主な戦績>
○2014年
近畿陸上競技選手権大会4×400mR 2位,近畿高等学校ユース陸上競技対抗選手権大会 4×400mR優勝,U18日本陸上競技選手権大会,100mH3位400mH7位

○2015年
全国高等学校陸上競技対抗選手権大会近畿地区予選会100mH4位,400mH2位,4×100mR優勝,4×400mR優勝/U18世界陸上競技選手権大会400mH11位,4×400mR6位/全国高等学校陸上競技対抗選手権大会400mH2位,4×400mR優勝/全国高等学校陸上競技選抜大会300mH2位/近畿高等学校ユース陸上競技対抗選手権大会400mH優勝,4×100mR優勝,4×400mR優勝/U18日本陸上競技選手権大会400mH優勝,4×100mR2位/日本選手権リレー4×400mR優勝

○2016年
U20アジア陸上競技選手権大会400mH5位/全国高等学校陸上競技対抗選手権大会 近畿地区予選会100mH5位,400mH 優勝,4×100mR3位,4×400mR優勝/日本陸上競技選手権大会400mH 出場/U20世界陸上競技選手権大会 400mH出場/全国高等学校陸上競技選抜大会300mH8位/U20日本陸上競技選手権大会400mH 3位

○2018年
関東学生新人陸上競技選手権大会 100mH 4位

○2019年
大阪陸上競技選手権大会100m優勝100mH優勝/トワイライト ゲームズ4×100mR2位/近畿陸上競技選手権大会100m 8位100mH 4位/グランプリシリーズ北九州陸上カーニバル100mH 7位
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